『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』エキストラ参加してきました(前編)

2021年1月1日(金)より、TOHOシネマズ他で全国一斉公開されました。谷垣健治監督、ドニー・イェン主演作『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』

本作は香港・日本が舞台で2年前の2018年1月頃に谷垣監督のTwitterより日本撮影のためエキストラ参加の募集がされていたのが目に入り、思い切って参加してきましたのでその体験記を書いてみようと思います。(稚拙な文章ご容赦ください)

 


ドニー・イェン×谷垣健治!映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』予告編

 

ドニー・イェンというアクション俳優の存在を知ったのは映画『イップ・マン序章』から。
それまでいわゆる香港アクション映画に詳しくはなかったのですが、劇中の凛とした姿と鋭い眼光で日本人の空手家10人を相手に詠春拳で圧倒する姿に衝撃を受けたのが最初でした。
それから過去の出演作を観始め、スタントマン・アクション指導として関わられていた谷垣監督を知り現在に至ります。

1回目は東京の東小金井の某撮影所にて役柄は「ヤクザの組員」

お昼に東小金井駅に集合し現地に車に乗って移動。
エキストラ参加自体、初めてで嬉しさも当然あったのですが、現地に向かうまで既に緊張の状態にありました。
一緒に参加する方に「自分初めてなんでどうやって演技したらいいんですかね?」とか恥ずかしい質問してしまったり…。

 

現地に着いて時間まで待機。その間は少し自由時間があったので屋敷や撮影機材を見学、アクション映画らしい義手の小道具まで置いてあったのが目に入り興奮状態になっておりました(笑)

夕方頃に衣装合わせのために屋敷の2階に移動。スタッフさんに衣装選んでもらいスタイリストさんに髪形をセットしてもらうのですが、TVで見た様な鏡の前に座って談笑しながらセットしてもらうシーンそのままで少しだけ役者気分になって気恥ずかしいやら何やら…

着替えた後、出番が来るまでひたすら待機ですが、他の参加者さんと少しだけお話しする機会がありました。
ドニーさんのファンで仕事を休んでもどうしても参加したかったと熱烈に話していた方、逆にドニーさんも谷垣監督もよく知らないけどエキストラが好きで参加した方と参加理由は様々。
特にファンの方は『ドラゴン酔太極拳』『タイガー・コネクション』の頃からの作品に詳しく(自分はまだまだ新人だなー)と思いながら談笑してました。

 

そして撮影開始はなんと夜!
屋敷の正門から玄関まで並んで丞威さん演じる島倉を迎えるシーンの撮影。
一応、台詞も演技もあり丞威さんが近付いてこられたら頭を下げて「お疲れ様です!!」と挨拶をするというもの。
並んで待ってる間は照明のセットで慌ただしい雰囲気になっていましたが光の加減で灯篭に紙を張ったり位置を調整したりと技術スタッフの拘りを間近で見せられ(あぁこれが映画の仕事なのか)と見入ってました。

 

そして谷垣監督が登場!
黒のダウンジャケット姿で正門辺りから歩いて来られハキハキと指示を飛ばしておられました。
(風邪を引いておられたのか少し声がガラガラ気味だったのを覚えています)

雪が残る夜で寒さもハンパなかったですが、谷垣監督の声を聴いてから一気に吹き飛び
初対面のエキストラの皆さんと共に気合注入がてら台詞と挨拶の練習!

その間もスタッフさんからカイロの差し入れがあったり撮影のために脱いでいた
防寒具を持って来ていただいたりと気遣っていただきまして失礼ながらもう少し適当に扱われるイメージがあったので素直に嬉しかったです。


そしてついに本番…!

島倉役の丞威さんが歩いてこられ「お疲れ様です!!!!」と精一杯の挨拶!
数回の撮影の後にOKが出て無事終了しました。
撮影の間は頭を下げているので丞威さんの顔は見えなかったのですが、
後で予告を見てみると丞威さんと一緒にスタントマン・モーションキャプチャでご活躍されていた三元雅芸さんも映っておられて、その時は全く気付かなかったのでまぁビックリでした!
(これが切っ掛けなのか後に『HYDRA』のトークイベントで一緒に写真を撮って頂く機会に恵まれたわけですが…)

また丞威さん、我々エキストラに「お疲れさまですー!」と気さくに声を掛けて下さり
嬉しさで疲れも吹き飛びました。

 


【肥龍過江】重磅賀歲 1月23日(四) 笑闖東瀛花絮

 

ここまで書いておいて肝心のドニーさんには…

この日はお会いできませんした!(泣)


屋敷内でカメラチェックされていたとか正門で辺りで様子見に来ていたとか聞こえてきましたが、ついに姿を見られず残念な気持ち半分、初めてエキストラ参加できた嬉しさ半分の気持ちで帰路に着きました。


そして2回目に続きます。